ライスフォース(株式会社アイム)と米肌(コーセー株式会社)の違いってなんだろう?
共にお米から抽出できた有効成分「ライスパワーNo.11エキス」が配合されているみたいだけど・・・
今回は、ライスパワーNo.11エキスの説明とライスフォースと米肌の違いを実践検証してみたので、紹介しますね。
米肌やライスフォースに配合されているライスパワーNo.11は有効成分
ライスパワーNo.11とは、医薬部外品の効能として、唯一「水分保持能の改善」効果を認定された成分です。
「肌のセラミドを増やして、肌の潤いを保つ力を改善する効果」が認められています。
次にセラミドについて、解説しますね。
セラミドとは、角層内の水分が奪われないように守っている、皮膚のバリア機能として働く細胞間脂質の約半分を占める成分の事です。
セラミドの産生が増えることで、肌が自ら潤いを保つ力、「水分保持能」を改善し、乾燥が原因で起こる小ジワ、ハリ不足、毛穴の開きなどを防ぎます。

米肌とライスフォースの成分の違いについて
ライスパワーNo.11の配合された商品で、ライスフォースも有名ですよね。
それじゃ、米肌とライスフォースの違いって何でしょうか?
答えは、医薬部外品なのか、化粧品なのかが大きなポイントになります。
「医薬部外品」とは、厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が、一定の濃度で配合されています。[治療]というよりは[防止・衛生]を目的に作られています。(中略)「化粧品」とは、医薬部外品と比較してもさらに効能・効果が緩和で、清潔にする、美化する、魅力を増す、健やかに保つなどの目的で使用される製品です。
医薬部外品に認められている「肌荒れ・荒れ性」「にきびを防ぐ」「皮膚の殺菌」などの効能・効果は認可されていないので、パッケージなどで表現することはできません。

それでは、米肌とライスフォースの商品については、医薬部外品、化粧品どちらなのでしょうか・・・
製品名 | 種別 | 分類 | アイテム名 |
ライスフォース | 化粧水 | 医薬部外品 | ディープモイスチュアローション |
美容液 | 医薬部外品 | ディープモイスチュアエッセンス | |
保湿クリーム | 医薬部外品 | ディープモイスチュアクリーム | |
米肌 | 化粧水 | 化粧品 | 肌潤化粧水 |
美容液 | 医薬部外品 | 肌潤改善エッセンス | |
保湿ジェル | 化粧品 | 肌潤ジェル |
見ていただければわかると思うんですが、ライスパワーNo.11だけの配合量だけ見ると、ライスフォースに軍配が上がることがわかります。美容液は米肌も負けていませんね(医薬部外品ですね)。
ただ、単純にライスパワーNo.11エキスの配合量が多ければ良い!とは言えないというのがポイントになります。

その点、米肌には乳酸Na・グリコシルトレハロース・大豆発酵エキス・ビフィズス菌発酵エキスなどの保湿成分が入っているので、ライスパワーNo.11エキスのデメリットである水分保持機能の即効性を補っています。
米肌とライスフォースのテクスチャー比較
米肌とライスフォースの定番スキンケア商品である化粧水で比較しました。
どちらも無色透明の液体でした。少しライスフォースの方が白濁していた様にも感じます。
ニオイについては、米肌の方が若干エタノール系の臭いがあるのかなぁという感じも受けましたが、ライスフォースも一般的な化粧水と同じ、エタノール系の臭いがありました。
また、肌につけた感触も大きな違いはありませんでした。
次に10日間、米肌とライスフォースを10日間使ってみた結果です。
※使用は、朝と夜の2回。午前の同時刻に撮影。
米肌のビフォーアフター(10日後)
ライスフォースのビフォーアフター(10日後)
どちらとも肌のトーンが明るくなった様に感じます。
また、毛穴も目立たなくなったと実感しています。
今回は10日間という短期間での比較でしたので、継続利用することでもっと大きな違いが出るかもと感じました♪
どちらも甲乙つけがたく、人によっては合う合わないがあると思いますので、一度トライアルセットを試してから判断されることをオススメします。